二重規範

本日の業務。翻訳1本。打ち合わせ。戻り原稿チェック1本。見積もり再提出。以上。

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私は卑劣だ。

いま某社さんで書いている匿名のコラムでは、その会社の営業担当者さんが顧客を説得しやすい資料としても使えるようにと考えたうえで企画を提案している。その一方、かなり自由に書かせていただいている記名原稿のほうでは、「……この業種の企業は自社の利益を考える必要があるため、●●のみを取り上げて▲▲を軽視する傾向がある。ここではあえて、そういった企業が軽視しがちな▲▲の問題について掘り下げていきたい」などと平気で書いている。
そういうものだよね、とは思いつつ、自分のやっていることに心から納得はしていない。こういった些細な矛盾の見逃しが、やがては人間を壊すのだと思う。誰も助けてくれない。ヒーローはいない。自分が変身するしかない。しかし変身したあと何をすればいいのだ。

「助けて、ダブルスタンダードマン!」
「私が来たからには、もう安心だ。とうっ」
「とう、って」
「敵が見当たらないぞ。逃げ足の速いやつめ」

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【本日、アップロードしたお仕事】 翻訳 1 本。
なぜか公開時にツイートが流れなかった。問い合わせたけれど原因は分からない。「めざましテレビ」のせいだ、ということにしておこう。(できれば記事に直リンクを貼りたくないので、Googleの検索結果にジャンプします)

セキュリティ研究者によって確認された「自分のペースメーカーが心拍数のデータを医師に送る流れ」~ええと、これは SMS? SG? それともメール?(The Register