Chicken Broth

なんとか今月も乗り切った。(私にとっての「今月」とは、月の最終週の金曜日、午前3時の〆切を意味する)。

ゆかりの魔法は、さすがに切れた。いま食べる「ゆかりごはん」は、普通のゆかりごはんだ。脳にキーンと染みるような旨さは消えてしまった。残りは冷凍しよう。3か月ぐらいの間、ゆかり禁止令を自分に出そう。それがゆかりに失礼のない食べ方だ。

ずっと買い物に行けなかったので、もう家に食料がない。明日は COSTCO に行って、100ドル分ぐらいの食材を買いまくる。小分けして冷凍する。ロティサリーチキンも買う。すぐに解体して鶏ガラスープも作る。そろそろ暖房をつけたいところだけれど、明日は狭い家で延々と鶏ガラを煮るから、暖房はいらない。

「とにかく骨を見たら煮る」というのは、生活の知恵とか、趣味とかじゃなくて、ただの習性だと思う。ビーバーがダムを作るように、ラッコが毛繕いをするように、私は骨を煮る。そういう風に生まれてきたのだ、たぶん。