生き物の話題は好きだ。ただ、たまに我慢できないタイプのものがある。「他の生き物に対する尊敬や、畏怖や、憧れの気持ちが少しもないまま、非常に浅はかな視点で、ただ茶化すようにして、その生態を『奇行』あつかいするような話題」が許せない。うんと端的に言えば、早川いくをの本のようなものだ。
そんなものを書くやつは死ね、などとは決して言わない。ただ、あいつらの汚らしい好奇心を濃硝酸のプールに沈めて、決して浮かび上がってこないように、すべて溶けきるまで何度でも棒でつつきまわしてやりたい、ぐらいのことは思う。