Still in Business

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12年ぐらい前に、ちょっとした都合で一度だけ、あの会社のセミナーを見学したことがある。その後の打ち上げ(交流会?)の席で、初対面の人々と会話をしているとき、なにやら懐かしい、ひりっとする匂いを感じたのだった。しばらくの間、その匂いの正体が分からずに悶々とした。

数か月後、それは「リクルート社に就職した友人が、喫茶店で嬉しそうに、自分の職場の魅力を語っていたときに感じたもの」と同じなんだなと気づいた。いろいろと背景は違うのに、その「ひりっとした匂い」だけがまったく同じなのだった。

別に非難しているつもりはないし、両社を嫌う理由もない。ただ、我々の会話に接点は見出せないのだろうな、この先は死ぬまで他人なんだろうな、これが最後なんだなという、そういうあれだ。ぜんぜん分かってくださらなくて構わない。