名刺サービス

そういえば台湾へ引っ越す前にプリンタが壊れたのだった。台湾からバンクーバーに戻ったら買おうと思って、ずっと買ってなかった。「申し訳ないのだが、プリンタを使わせてもらえないだろうか」と、ちょっと離れた町に住んでいる前夫を頼る。お礼にネギとゴボウをプレゼントする。出張から戻るのは10日後なのに、それまでに食べきれなかった食材なので、「押し付けてきた」というほうが正しいのかもしれない。

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せっかくセキュリティの専門家にお会いしたので、「大手新聞社に表示されたFlashバナーを経由して、都庁のPCがマルウェアに感染した事件」について相談してみる。もちろん、Hacking Teamが利用していた脆弱性が流出した直後というタイミングで、Flashの脆弱性を利用したマルバタイジングが発生するのは、少しも不自然な話ではないのだけれど、あのニュースはいろいろ細部が不自然だと思っていたのだ。
「どんな事件でしたっけ」
「これがこうで、こうなんですよ。見てください」
「うん、これはおかしい。誤報じゃないかな」
というわけで、あれは誤報です。いえ、断言はしませんが。

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プリントアウトした名刺を見たら、自分のメールアドレスが間違っていたので、そのメールアドレスを作った。うん、「名刺を見て連絡してくる人専用アドレス」があったほうが便利だから、これでいいのだ。たぶん。

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それにしても日本の名刺プリントサービスは吐きそうになるぐらい安い。PDFで入稿すれば、カラーでも100枚で送料込み1000円か。カナダでは考えられない。