怖かった。

カナダで購入した Surface Pro 3 で、Windows 8→ Windows 10 の無償アップグレードを行ったら、IME が効かなくなった。日本語の入力が一切できない。言語設定をチェックしてみると、

  • 第一言語は「日本語」に変更できる (Windows の表示も日本語にできる状態)
  • MS IME は設定上「利用可能」
    そして日本語入力のデフォルトになっているのだが起動しない。システムバーにもアイコンは表示されず、また入力画面でソフトウェアキーボードを立ち上げても英語キーボードとなり、「言語を変更するキー」は表示されない。Windows キーとスペースキーの同時押しも効かない。
  • ATOK は切れている
    ATOK が入力方式の一覧に表示されない。「使用できない入力方式」というのがあるが、これが ATOK のことかどうかは不明。ATOK 自体のプログラムを直で指定したセットアップやアップデートは部分的に行えるが、一部は無視される。どうも cmd の指定が狂っているっぽい。

という状態。少なくとも2つの問題をクリアしなければならないようだ。しかし参考となる情報を検索しようにも、日本語が使えないので検索できない。

このままだと何も仕事ができないうえ、原因を追及することも、設定を弄ることもできそうにないので、躊躇せず Windows 8 に戻した。なんの問題もなく、すんなりと元通りになってくれた。いまは崩れ落ちそうなぐらいに安堵している。ATOK も無事に動いている。ほっとした。怖かった。本当に怖かった。

これで日本語の情報を検索できる。というわけで、さっそく調べてみたのだけれど、まず現在の私の環境における JS 製品と Windows 10 の相性に関しては、どうも嫌な予感しかしない。たとえ IME が利用できたとしても、ATOK がスムーズに利用できないというだけで、「一日ぐらい仕事に穴を開けても許される状況」が必要になるので、しばらくは何もせずに行こうと思う。

※註……念のために申し上げますが、海外で販売されている Surface と windows10 の日本語入力環境に問題があると申し上げているのではありません。私がインストールしている他の様々なプログラムが影響している可能性は多いにあります。環境は一人一人が異なりますので参考にしないでください。さらに言えば私は、「電化製品の初期不良を引く確率が以上に高い人間」でもあります。これまでに購入したスマートフォンのほとんどは、購入して数日のうちにトラブルを起こして交換してもらっています(日本でもカナダでも台湾でも)。この Surface も、購入した当日にタッチパッドが効かなくなり、店に持ち込んでキーボードを交換しています。また今年の4月に購入した Samsung のスマートフォンも、いまどきのスマートフォンなのに、通話なし、データ転送なしの待ち受け 8 時間で電池切れを起こしたため、バッテリーを交換してもらいました。このスマートフォンは、「デフォルト機能であるテザリングのメニューで、テザリングを『ON』にすることができない(ボタンをスライドしても戻される)」という摩訶不思議な不具合があり(工場出荷状態にリセットしても同じ)、店員も「こんな現象は見たことがない」と驚いていましたが、こちらに関しては他のテザリング用アプリを入れて対応できるということで本体は交換してもらえませんでした。実際、いまもテザリングのためだけのアプリを入れてます。ファッキン。