今日は鍋にした。とても幸せだ。
ときどき「みんなで囲もう、鍋パーティ!」みたいな言葉を目にするけれど。実際のところ、鍋ほど一人で食べるのに適した料理なんて、そうそうないのではないかと私は思っている。一人であれば、どんなタイミングで何を入れようと、何を足そうと、何を取ろうと構わない。まったく誰にも気兼ねしなくて良いのだから。
「鍋っていうのは、みんなでわいわいお喋りしながら楽しく食べるものじゃない?」という人は、それほど食べ物を愛してないのではないかと思う。私は、じっくりと真剣に向き合いたいのだ、鍋の中で小刻みに揺れている白菜や豆腐たちと。