関係者の皆様には申し訳ないのだけれど、まだコスタリカに滞在している。びゅんびゅんに速い Wi-Fi が使える Arenal のロッジに閉じこもり、土砂降りの雨音を聞きながら、溜め込めるだけ溜め込んでしまった仕事を少しずつ減らしている。前夜からずっと豪雨で、まったく止む兆しがないので、まあ、そういう日が一日ぐらいあってもいいだろう。
サラピキでは本当に貴重なものをたくさん見た。いろいろと幸運に恵まれた。それでもなお、「ものすごく簡単に見られたハキリアリ」の姿が忘れられない。しっとりした暗い夜の森を、小さな葉っぱが延々と揺れながら行進していくのだ。かがんでみた。本当にハキリアリだった。鳥肌が立った。
いまはサラピキの森で泥だらけになってしまった服を手洗いし、扇風機の近くにがんがん並べているので、部屋の湿度がすごい。熱帯雨林は洗濯物が乾かないのが困りものだ。有名なロッジだと聞いていたから、コインランドリーがあるんじゃないかと期待していたのだけれど、いざ来てみたらホテルのような場所だった。フロントでは素敵なクリーニングのサービスを提供している。シャツ1枚3ドル、靴下1ドルですって。冗談じゃありませんよ奥さん。
