好き嫌い

年明け一発目の執筆のお仕事がビットコインに関連した話なので、すでに若干モチベーションが下がっている。それでも題材が面白いから書ける。書けると思う。書けるだろう。そう自分に言い聞かせながらコーヒーを飲みまくっている。しかしどうも手が進まない。10時に朝食を食べたばかりなのに、「そろそろ昼過ぎだからスパゲティでも茹でようかな」とか思い始めている。

これまでにも仮想通貨や銀行に関する話を何度か書いてきた。そして今回、改めて思う。私は本当に、商売や経済や金が絡む話をするのが嫌いで嫌いで仕方ないのだなあと。マネタイズ、みたいな文字を見るだけで肛門が痒くなるのだなあと。

「金がない」とか「金がほしい」とか「貧乏で辛い」とか「100円よこせ」とか言うのも聞くのもぜんぜん平気だし、むしろ自分から率先して言うぐらいなんだけど。「ビジネスで成功したい」みたいなことを平然と言っちゃってる人を見ると、うわーって胃袋のあたりが熱くなる。感情ではなく症状としてムカムカする。1秒たりとも関わり合いたくないなあと感じてしまう。だって下品じゃん。

「金がほしい」は素直に共感できるけど。「ビジネスで成功したい」って、私の耳には「金儲けのチャンスを逃したくない、乗れそうな波を見たら無条件で上手に乗りたい、周りの人よりも得をすることによって満足感を得たい、甘い汁を吸うことを生き甲斐にしたい、ついでに偉そうな顔をしたい」って話にしか聞こえない。

ものすごく正直な人なのかもしれないけど、それ、食事中にウンコとか言うより何倍もダメなやつだと思うよ。