重なる

本日の業務。翻訳 2 本。戻り原稿チェック。以上。

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来週、日本から2人の友人が遊びに来てくれるので、できるだけ週末のうちに作業を進めておこうと思っている。2人の友達といっても、彼女たち(仮にAさんBさんとする)は一緒に来るのではない。札幌からAさんが、東京からBさんが、それぞれ1人ずつやってくる。日本を出てから4年半になるけれど、AさんもBさんもカナダまで遊びに来てくれるのは初めてのことだ。それが、たまたま同じ週に重なった。

特に不思議だとは感じていない。オカルトっぽい発言で申し訳ないけれど、「珍しいことが起こるタイミングは、だいたい重なるものだ」と私は思っている。

何かしらの偶然が重なったとき、いつも思い出すことがある。昔、ようやく手に入れた念願のオートバイ(HONDA BROS 400、ただし中古)を、購入後わずか30時間で盗まれたことがある。その日の私は、あまりにもストレートに落ち込みすぎて会社に行くことができなかった。目が回るほどショックを受けていた。そんなとき友人から麻雀に誘われた。このまま一人でいたら頭がおかしくなりそうだったので打つことにした。それでも雀荘にいる間、ずっとバイクのことを考えていた。盗まれたバイクの代金を取り戻すのに、どれぐらい働けばいいんだろうとか、そういうことも考えていた。完全に上の空だった。ふと気がついたら九連宝燈をテンパっていた。あれ、じゃあ死ぬのかなと思った。そのときの私は、なにがなんだか分からなくなって、自牌に目を落としたまま、黙ってボロボロと泣き出してしまったのだった。(ちなみに和了はしていない)