いやな怖さ

本日の業務。翻訳1本、Ashley Madisonネタの4本目納品。今日、翻訳した The Register の記事(オンラインポーカーのユーザーを狙ったマルウェアの話題)は、これまで翻訳してきた676本の記事の中で、最も難易度が低かった。びっくりするほど楽勝だった。知らない技術、知らないセキュリティ用語、知らない言葉回し、知らない英国ジョークが出てこなかったので、最初から最後までほとんど何も調べずに終わった。そんなことは過去に一度もなかった。一ヶ月に一本ぐらい、こういうボーナス記事があったら本当に嬉しいのだけれど。

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某社の担当者さんと打ち合わせ中に、「日本では、ニコ動の実況中にオイルマッチで火事が起きた動画が大流行してますよ」と教えていただいた。YouTube の URL も頂戴したので、さっそく見てみた。あまり身構えることなく、わりと気軽に見てしまったのだけれど、私にはとんでもなく恐ろしい映像だった。「現実に起こる火事の序章」というのは、こういうものなのかと納得した。当たり前だけどリアルすぎた。しばらく夢で見ることになりそうな気がする。

いま非難されているブレンディの長編 CM は、漏れ伝わってくる情報から、おそらく非常に不愉快な動画であることが予想されたので現在も見ていない。それなのに「赤の他人が起こした火事」の動画は普通に鑑賞できると思い込み、躊躇なくリンクを押していた自分の判断基準が分からない。

いや、しかし、こういう恐ろしい動画は見ておくべきなのだろうと思う。特に喫煙者は普通の人よりも火を扱う機会が多いのだから、それぐらいの責任は負うべきだろう。動画に脅されて、夢に見て、うなされるぐらいでちょうどいいのだ、たぶん。

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【本日、アップロードされた記事】 執筆記事1本、翻訳1本。先にお伝えしましたとおり、サイバーインシデントレポートは10月から大幅リニューアルして、タイトルも「The Zero/One(ゼロワン)」に変更されました。