冬のバンクーバーは雨ばかりだ。それほど雨が嫌いではないし、蒸し暑いよりはずっとマシなので、別に構わないと思っていたのだけれど。「窓を開けることができない地下暮らし」にプラスして、「外に出ても雨」という条件が重なると、けっこう精神的に厳しいものがある。やはり人間は、朝でも昼でも電灯を点けて暮らしていると、ちょっぴり気が狂うのかもしれないなあと考えはじめている。
それでもポトフがある。
昨日までポトフだったけど、今日の昼からトマトシチューに転身した。明日の朝、ソーセージとベーコンを食べ尽くしたら、適当に肉と野菜をカレー粉で炒めて、そいつをぶち込んでジャパニーズカレーにするのだ。もう、ほとんどの野菜がとろけてポタージュ状になっているから、小麦粉と一緒に炒める必要もないのだ。