地元の新聞 The Vancouver Sun が掲載した、バター不足に関する記事。
Butter shortage forces Canada’s dairy commission to import 8.8-million pounds of butter as cream supply dries up
すわ、世界第二位の食糧自給率を誇るカナダでもバターが切れたのか、これは予想外だった、なんということだ、バターがなければ何もかも終わりじゃないか、いったい私は何のために日本から亡命したのだ、何のためにカナダ国籍を取得したと思っているのだ、まったく滑稽じゃないか、さあ笑え、みんなで私を笑うがいい、と半狂乱になりかけたのだけれど。よくよく記事を読んだら、ただ単にクリスマス直前の「ベイキング・ラッシュ」でバターが不足しただけだった。ほっとした。胸をなで下ろして冷静に考えてみると、私が日本を出たのはバターのためではなかったし、カナダ国籍など取得していなかった。
あと最近は、わざわざ美味しいソーセージさん屋で買ったラードをパンに塗ったりもしているのだから、大したことではなかった。バターがなければラードを舐めたらいいじゃない。
