出来高制

本日の業務。翻訳1本。それしか進まなかった。

私の翻訳業務は「1単語あたり○円」の出来高制なので、たまたま回ってきた記事の長さや内容の難易度によって効率が大きく異なる。時給に換算すると、だいたい300円~3,000円ぐらいの幅のムラが生じる。

今日の記事は、ぱっと読んだときに内容が分かるものだった。つまり技術的に難易度の高い記事ではなかった。これは3000円コースだ、と思ってぬか喜びしたものの、いきなり一段落目でつまずいた。「これをどのように説明したらいいのか分からない、あまりにもボンヤリしすぎているから、ただ単純に日本語に変換しても意味の通じない文章になってしまう、そして、著者がなぜこのような言い回しをしているのか意図が読めない」という理由で延々と悩み、その27語を翻訳するのに1時間以上かけてしまった。おかげで時給換算時の最低記録を更新した。そんな日もある。うん。そんな日もある。仕方ない。ここが底辺だと思いたい。もしかして翻訳に向いてないのか。それは考えちゃダメだ。