In Exactly the Same Way

今日の晩飯は、昨晩のうちに煮込んでおいたミートソースのスパゲティにした。せっかくなので「元旦スペシャル」にした。最高だった。

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元旦スペシャル。卵かき混ぜ中。

スペシャルな要素

  • お手製の大きなハンバーグが乗っている
    (そのうえチーズ入りだ。ただし COSTCO の安価な整形モツァレラチーズ)
  • 特大サイズの鉄板を使ってバチバチ言わせている
    (ミートソースは、それだけで「ごちそう感」があるので、ふだんは鉄板に乗せない。鉄板に乗せるのは主にナポリタン系だ)
  • ちゃんと卵を敷いている
    (とはいえ卵を敷くのは鉄板スパゲティの基本である)
  • 乾麺を 250 グラム茹でている
    (ふだんは「ディチェコの 445グラム箱の半分」で使い切りやすい状態に胃袋を慣らすため、だいたい 220 グラムにしている)

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「子供の頃は、元旦から大きなハンバーグを乗せたミートソースを山ほど食べたいなと思っていました。でも、いざ大人になって、なんでも自由に決められるようになってしまうと、お正月ぐらいは自分のルーツを確認できるような伝統的な食事を楽しみ、厳かな気持ちになるほうが好ましく感じられるものです。スパゲティを食べるにしても、いちど美味しいイタリアンを知ってしまうと、上質なオリーブオイルの味の深さを楽しめるシンプルなパスタのほうを食べたくなってしまいますよね」なんて、そんなクソみたいな台詞は死んでも吐きたくない。茹で上げた麺に、オリーブオイルなんざ絡ませてやるものか。そんな勝手なアレンジは許さない。バターだ、ミートソースに絡ませるのはバターに決まってんだろ。

食べ物に対する憧れや執着の魂というのは、味の良さとか、高級感とか、上質さとか、てめえのルーツとか、そういう俗っぽいものとは少しも関係ないのだ。私には健康よりも世間体よりも、ずっと大事なものがある。もうすっかり中年になってしまったけれど、私はこうやって、ひとつひとつ子供の頃に見てきた夢を着実に叶えていくのだ。そのために生きているのだ。今年もまた、そういう年にしたいと思う。

追記……とはいえ、「昭和っぽい太麺スパゲティのストックがなかったので、平麺を使ってしまった」という点については、突っ込まれても仕方ないと思っている。