生き急ぐ

前回の続き。SCANさんに送っていたネタに関しては、「インプレスに先を越されたのは苦痛です、もう待てません」と駄々をこね、勝手にCMSへ記事も写真も登録し、「さあ承認してください」とせっついてお願いしたら、速攻で対応していただけた。とても嬉しい。SCANさんは、こういう臨機応変なところが大好きだ。

ただ早く掲載してほしい、というだけの欲望に身を任せるのは危険だ。こういうことを繰り返していると、「生意気なライターとして嫌われる」「タダ働きの仕事が大量に増える」「ミスがあったとき自分の責任になる」などのデメリットばかりが生じる。「早く載る」以外にいいことは一つもない。長く生き残りたかったら、余計なことはしないほうがいい。ただ言われた作業を、言われたとおりにやって、あとは何もしないのが正しい。

そうと分かっていても、私は急ぐ習性がある。ちんたらやるぐらいなら干されたほうがいいと思ってしまう。ドカタのときも契約社員のときもそうだった。「給料は同じなのに、なぜ急ぐのだ。お前のせいで周りがサボってるように見えるから迷惑だ」と、何度も仕事仲間から叱られた。それでも、こういうのは習性だから直らない。たぶん生まれつきだ。私は心臓に病があるわけでもないのに、子供の頃からずっと脈拍数が早すぎるのだ。

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